令和2年度「特定非営利活動法人佐賀県ヨット連盟 通常社員総会」開催の御挨拶
令和2年6月吉日
特定非営利活動法人佐賀県ヨット連盟
理事長 藤原 雄
時下、皆様方に於かれましては、益々御清祥の事とお慶び申し上げます。
重ねて、佐賀県ヨット連盟の活動に、皆様の御理解、御協力を賜り、感謝申し上げます。
令和元年10月、旧佐賀県ヨット連盟が新体制となり、組織の健全運営を目指して、改革を行って参りました。そして、本年1月29日にNPO法人登記し、名実共に新しい組織として再スタートしました。
振り返ると、今日までの道程は苦難の連続で、旧連盟から引き継がれた膨大な物品の片付けに多くの時間を費やし、次々と湧き上がる種々の問題の整理に難渋する日々でした。多い時は月に3回もの理事会を重ね、連盟一丸となって問題解決に取り組んできました。その結果、令和2年度の通常総会を前に、引き継がれた問題の片付けに、終わりが見えてきて、これからは只、前進していくのみであります。
本年度高校生は、3年生1名、2年生6名に加え、新入生10名が入部してきて、希望に溢れるスタートとなっています。伴って、指導体制も士気が上がり、内容も充実してきています。しかしながら他方、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、多くのレースが中止となっている現状があり、選手のモチベーションの奮激が課題と考えています。
令和2年度の活動としては、新型コロナウイルス感染症流行の為、通常通りには行かない事が予測されますが、それは全国、何処も同条件であり、この期間に研鑽し、実力を付けていく事が肝要と考えます。
高校生の日々の練習の他にも、法令遵守に対する研修や、アスリートフードの研修なども合わせて取り組んでいきますので、会員並びに、関係各位の皆様に於かれましては御参加の程宜しくお願い申し上げます。
先ずは、令和5年の「国民スポーツ大会」成功を目指し、連盟一丸となって進んでいきましょう。
佐賀県ヨット連盟 会長挨拶
この度、令和元年10月6日開催の「令和元年度佐賀県ヨット連盟臨時総会」で会長に選出されました「藤原 雄」です。
私は昭和38年に唐津で生まれ、高校を卒業するまで唐津で育ちました。少年期は夏休みになると、自宅から歩いて10分で行ける西ノ浜で毎日真っ黒になるまで遊んでいました。その後、外科医師となり、平成9年唐津に帰ってきました。平成14年、縁あって子供達のヨット教室に携わるようになって以来17年間、豊かな里浜づくりを目指し、唐津の海の振興に携わり、折ある毎に佐賀県のヨットと関わってきました。
佐賀県の競技ヨットは、昭和40年代よりこの地に産声を上げて以来、40有余年の輝かしい歴史を有します。その間、アトランタオリンピックの故重由美子・木下アリーシア両選手による女子470級銀メダル獲得をはじめ、数々の輝かしい歴史を築き上げてきました。そのベースにはこの海が有する素晴らしい環境があり、これまで携わってこられた多くの先人達の努力の賜であると言うことは、紛れもない事実です。
然しながら、その影には競技の主体団体である本連盟の閉鎖的な体質があり、周囲に理解されない存在でありました。それは、かつてここから巣立って行った玄海セーリングジュニアクラブのOB達の足をも遠ざけるものであったと理解しています。
この度の佐賀県ヨット連盟の不祥事を受けて、前馬場秀夫会長は退任されます。強く且つ、開かれた佐賀県ヨット連盟を目指し、その再生に取りかかられたばかりであり、当事者でない馬場会長にとっては無念の退任であることは察するに余りありません。
前馬場会長が掲げられた
・佐賀のヨットの普及と競技力向上
・開放的なヨット環境作り
・透明性を担保した連盟の運営
・次世代の育成
は、本連盟が目指して行かねばならない事として、必然と考えます。
それを受け継いだ上で、私が出来ることとしては、此までのまちづくり、里浜づくりの経験を活かし、連盟の営業マンとして多くの方々の理解と支援の和を広げていきます。連盟の下支えとなるべく実働していきます。
今回私が、連盟の会長に選出されたことに競技ヨット出身ではない私自身、一抹の不安は拭いきることは出来ません。然しながら、会長職を受けるからには使命感、責任感を持って取り組んでいく所存です。
佐賀県ヨット連盟は、生まれ変わります。佐賀県ヨットの再生を目指し、玄海セーリングジュニアクラブのOB達は集結し、一丸となって取り組んでいます。この素晴らしいメンバーの顔ぶれを見れば、必ず佐賀県のヨットは再生すると確信しています。
皆様に於かれましては、連盟の再生に御指導、御鞭撻頂きますと共に御理解、御支援の程、宜しくお願い申し上げます。